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文法 · A1

冠詞: il, lo, la, i, gli, le

制作 Alessio · 外国語としてのイタリア語教師、ITALS修士

支度の整った食卓に置かれたスパークリングワインのボトルとグラス · イタリア語文法 A1
Il vino, lo spumante, i bicchieri: 食卓が冠詞を教えてくれます。

イタリア語の冠詞にはたった一つの規則があります。意味で選ぶのではなく、次に来る語がどの音で始まるかを見て選びます。だから il vino なのに lo spumante、i formaggi なのに gli gnocchi になります。味の問題ではなく、文字の問題なのです。

  • 6分で読む
  • 19分の練習問題
  • A1レベル

この章で学ぶこと

  • il / i, lo / gli, l' / gli, la / le, l' / le
  • 冠詞を使うとき
  • イタリア語が冠詞を求めるとき (日本語にはない使い方)
  • 語彙: la tavola

イタリア語と日本語を並べて

日本語には冠詞がなく、名詞の前に il のような語を置きません。イタリア語には定冠詞が七つあり、意味ではなく 次に来る音 で選びます: il vino なのに lo spumante、i formaggi なのに gli gnocchi。よい知らせは、これが機械的だということです。暗記はいりません。次の文字を見るだけです。やっかいなのは習慣のほうで、日本語なら何も付けないところにイタリア語は冠詞を置きます: l'Italia è bella、mi piace il caffè。

このページを持ち歩く

この章のシートは、印刷できる無料のPDFです(表はイタリア語)。規則、よくある間違い、答えつきのクイズが入っています。教師からのひとこと: 文法は一度で覚えるものではなく、何度も見直すことで身につきます。

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このページに出てくる単語

イタリア語の単語を、その意味の上にドラッグしてください。単語をタップしてから、その枠をタップしてもかまいません。

定冠詞

特定のもの、すでに知っているもの、唯一のものに使います: il conto, per favore。

冠詞条件食卓での例
il / idavanti a consonante «normale»il vino, il pane, i formaggi, i dolci
lo / glidavanti a s+consonante, z, gn, pslo spumante, lo zucchero, gli gnocchi
l' / glidavanti a vocale (maschile)l’aceto, l’olio, gli antipasti
la / ledavanti a consonante (femminile)la pasta, la grappa, le lasagne
l' / ledavanti a vocale (femminile, solo singolare)l’acqua, l’aranciata, le arance

不定冠詞

特定しないもの、たくさんの中の一つに使います: prendiamo una bottiglia?

冠詞条件例
unmaschile, davanti a consonante o vocaleun caffè, un amaro, un antipasto
unomaschile, davanti a s+consonante, z, gn, psuno spritz, uno zabaione, uno gnocco
unafemminile, davanti a consonanteuna pizza, una birra, una grappa
un'femminile, davanti a vocaleun’aranciata, un’oliva, un’insalata
絶対に間違えないこつは、声に出してみることです。Il spumante では子音が三つ続いて舌がつまずきます。イタリア語はまさにそのつまずきを避けるために lo を使います。アポストロフィのほうは性の問題です: un amico は付けず、un’amica は付けます。

イタリア語が冠詞を求めるとき (日本語にはない使い方)

場合イタリア語注
Possessiviil mio bicchiere, la tua forchettacade solo con i familiari al singolare: mia madre
Categorie intereil vino fa parte della cultura italianaparlando in generale, l’articolo c’è sempre
Lingue, paesi, orestudio l’italiano, amo l’Italia, è l’unaquasi sempre con l’articolo

よくある間違い

  • il spumante → lo spumante (s + 子音には lo が付きます)
  • i gnocchi → gli gnocchi (gn には gli が付きます)
  • mio bicchiere è vuoto → il mio bicchiere è vuoto (所有形容詞には冠詞が付きます)
  • un’antipasto → un antipasto (男性名詞なのでアポストロフィなし)
  • amo la Italia → amo l’Italia (母音の前で la は省略されます)

豆知識

ラテン語には冠詞がまったくありませんでした。il, lo, la は街で話されるラテン語の中で、指示詞 ille (「あの」) が何世紀もの使用ですり減って生まれたものです。il vino と言うとき、文字どおりには色あせた「あのワイン」と言っていることになります。冠詞とは、指さす指を失った指示詞なのです。

読んで理解する

この章の文法を、実際の文章で読みます。今回はトラットリアのメニューです。

Trattoria da Nonna Pina

Menu del giorno · mercoledì

Il pane e il coperto2,00

Gli gnocchi al pomodoro9,00

Lo spezzatino con le patate13,00

L'insalata mista5,00

Il dolce della casa6,00

L'acqua, mezzo litro1,50

Il vino della casa: il rosso o lo spumante. Chiedete al cameriere.

設問

Quanto costa il dolce della casa?

Perché si dice «gli gnocchi» e non «i gnocchi»?

Quale articolo va con «spaghetti»?

パーゴラの下のテーブルと看板がある、オステリアの店内を描いた絵
Il rosso o lo spumante: メニューが冠詞を選んでくれます。

練習問題

難しさの順に五つの練習問題があります。最後のほうは、すでに見たことをもう一度出します。

  1. 01 Il, lo, la, l’

    単数の定冠詞を入れて完成させてください。

    1. zucchero
    2. caffè
    3. amica
    4. studente
    5. pizza
    6. albergo
    7. psicologo
    8. ragazzo

  2. 02 Al plurale

    冠詞と名詞を複数形にしてください。

    1. il libro →
    2. lo studente →
    3. l’amica →
    4. la casa →
    5. lo zaino →
    6. l’ospedale →
    7. il gnocco →

  3. 03 Un, uno, una, un’

    不定冠詞を入れて完成させてください。

    1. Vorrei spritz.
    2. Prendo caffè.
    3. Ho amica a Roma.
    4. C’è studente alla porta.
    5. Mangio pizza.
    6. È bel giorno.
    7. Cerco albergo.

  4. 04 Ci vuole l’articolo?

    イタリア語は、多くの言語が冠詞を使わないところでも冠詞を使います。必要なところには入れ、要らないところには – と書いてください。

    1. Amo caffè italiano.
    2. Studio italiano.
    3. Vado a scuola lunedì (ogni lunedì).
    4. Mi chiamo Marco.
    5. signora Bianchi è in ufficio.
    6. Buongiorno, signora Bianchi!
    7. Abito in Italia.

  5. 05 La spesa di Elena

    定冠詞か不定冠詞か、正しいほうを入れて完成させてください。いつも次に来る文字を見ましょう。

    復習 alfabeto e pronuncia

    1. Elena entra in supermercato vicino a casa.
    2. Compra zucchero, uova e spaghetti.
    3. Cerca anche olio buono.
    4. Alla cassa incontra amico di suo fratello.
    5. amico lavora lì da anno.
    6. Escono insieme e prendono gelato.

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食べものの名前と小さな絵が書かれた、ミケランジェロの手書きの買い物リスト
字が読めない人のために絵で描かれた、ミケランジェロの買い物リスト。

読んで理解する

この章の文法を、実際の文章で読みます。今回は買い物のメモです。

Per la cena di stasera:

il pane, la caraffa nuova, l'olio buono

gli spinaci e le patate

lo zucchero e i biscotti

l'acqua frizzante, due bottiglie

P.S. gli gnocchi li faccio io ♥

設問

Chi fa gli gnocchi?

Perché «lo zucchero» e non «il zucchero»?

Quale articolo va con «studente»?

このテーマの文章をもうひとつ読みますか。イタリアのメニューを読む · イタリアのバールで注文する

最後にもう一問

正しい冠詞を入れてから、答え合わせをしましょう:

  1. zucchero è finito.
  2. Vorrei spritz e oliva ascolana.
  3. gnocchi fatti in casa sono i migliori.
  4. Prendo acqua frizzante e caffè.
  5. mia pizza preferita è margherita.

よくある質問

どうして il yogurt ではなく lo yogurt なのですか。
ここでの y が半母音の i と同じはたらきをするからです。i や y のあとに別の母音が続く語は lo と uno を取ります。lo iodio, uno yogurt がその例です。lo studente と同じ理屈で、冠詞は次に来る音に合わせて形を変えます。
どうしてイタリア人は冠詞を付けて la domenica と言うのですか。
冠詞が一日を習慣に変えるからです。la domenica pranzo dai nonni は毎週日曜日という意味です。冠詞がなければ一回きりのことで、domenica vado a Roma は今度の日曜日を指します。小さな一語で、カレンダーが二つに分かれます。
どうして vado a casa や sono in ufficio には冠詞がないのですか。
日常のいくつかの場所は、前置詞のあとで冠詞を落とします: a casa, a scuola, in ufficio, in banca, in chiesa, a letto。決まった言い方なので、ひとかたまりで覚えます。説明を加えたとたんに冠詞は戻ってきます: nella casa dei miei nonni。
日本語には冠詞がありません。省いても通じますか。
意味は通じますが、片言に聞こえます。ho comprato libro でもわかってはもらえますが、イタリア人の耳には文が途中で切れたように響きます。迷ったら、はじめて話題にするものには un libro、相手もわかっているものには il libro を付けてください。冠詞なしで正しいのは、a casa のような決まった言い方くらいです。
「は」と「が」の使い分けは、冠詞と関係がありますか。
よく似た流れがあります。はじめて話に出てくるものには不定冠詞を使います: c’è un gatto in giardino(庭に猫がいます)。次からはもう知っているものなので定冠詞です: il gatto dorme(その猫は寝ています)。「が」で紹介して「は」で受けるのと同じように、un が il に替わります。ぴったり重なるわけではないので、目安として使ってください。
「日本」や「東京」に冠詞は付きますか。
国には付き、都市には付きません: il Giappone è lontano、Tokyo è enorme。ただし in のあとでは国の冠詞も消えます: vivo in Giappone。自己紹介なら sono giapponese, vivo a Osaka で、どちらにも冠詞はいりません。
メニューや看板に冠詞がないのはなぜですか。
見出しや一覧では冠詞を省くのがふつうだからです: Antipasti、Uscita、Vietato fumare。メニューに spaghetti alle vongole とあっても、注文するときは文になるので冠詞が戻ります: prendo gli spaghetti alle vongole。書いてあるとおりに読み上げないのがこつです。
水やパンのように数えないものには、何を付けますか。
何も付けないか、del、della などの部分冠詞を付けます。compro pane も compro del pane も正しく、後者には「いくらか」の感じが加わります。否定では付けません: non ho pane。日本語にない形なので、まずは聞いてわかれば十分です。
冠詞: il, lo, la, i, gli, le (A1): 定冠詞定冠詞

出典と方法

この章は授業での経験にもとづいて書かれ、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のレベルA1に沿っています。さらに読むには:

Alessio
執筆・確認

Alessio

  • ITALS修士(ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学)
  • 第二言語としてのイタリア語教育の修士(ジュスティーノ・フォルトゥナート大学、ベネヴェント)
  • 2018年から指導 · レビュー42件
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